3/18・3/20 講義とディスカッション@オーエンス泉岳自然ふれあい館
東北大学・上智大学・海洋研究開発機構より6名の講師の方にお越しいただき、古海洋・古気候・深層循環・地球温暖化など、異なる時間スケールごとに環境変動についての講義が行われました。どの講義でも活発に質疑応答が行われており、各々の専門とは関係なく積極的な様子でした。環境変動への知見を深めるいい時間だったのではないかと感じています。
また、第2講と第4講の間に、実行委員主導のもとグループディスカッションを行いました。分野・学年それぞれの立場から非常に活発な意見交換がなされており、とても生き生きとした議論がなされていたように感じます。
◆第1講:「過去の気候変動をどのように理解するか」
西 弘嗣(東北大学大学院理学研究科地学専攻)
◆第2講:「地質記録の四種硫黄安定同位体『古大気のロゼッタ・
ストーン』」
セバスチアン・ダニエラチェ
(上智大学理工学部・物質生命理工学科)
◆第3講:「氷床コアから探る過去の気候変動と大気組成変化」
青木 周司
(東北大学大学院理学研究科大気海洋変動観測研究センター)
◆第4講:「現代の観測から探る海洋の変化と変動」
纐纈 慎也(海洋研究開発機構)
◆ディスカッション1:「時間のものさしを作ってみよう!」
◆第5講:「地球温暖化と海洋」
花輪 公雄
(東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻)
◆第6講:「脱原発と脱温暖化と経済成長の鼎立をめざして」
明日香 壽川(東北大学東北アジア研究センター)
◆ディスカッション2:「社会における地球科学データ」
纐纈先生(第4講)の講義の様子
グループディスカッションの様子
3/19 巡検@仙台市内
引率:高嶋 礼詩(東北大学大学院理学研究科地学専攻)
仙台市内を1日かけて巡り、1500万年前~500万年前の地層の観察を通して諸堆積現象の時間スケールを体感しました。巡検地では、案内者の高嶋先生が各地層についてとても丁寧に解説してくださいました。
参加者の皆さんは忙しくメモを取っていたり、実際に石に触れてたたいてみたりなどとても楽しそうな様子でした。中には初めて巡検をしたという方もおり、大変充実した巡検となったように思います。
白沢層の露頭観察。
河原にも白沢層の石がみられ、ハンマーで叩いて観察しました。
竜の口層の貝化石密集層。
川岸でみられ、当時仙台が海底にあったことが分かります。
集合写真@広瀬川
皆さん巡検を楽しんでいただいたようでした。